シアトルに来たばかりの頃、ホストファミリーや現地の友達から「ビタミンDちゃんと摂ってる?」とよく聞かれていました。シアトルの気候的に夏以外の季節は曇りや雨によって、太陽の光が少なく薄暗い天気が多いです。それにより体内で生成されるビタミンDが少なくなってしまいます。 ビタミンDには骨粗しょう症の予防や免疫機能を調節する役割があるなど人体にとって重要な栄養素です。また、ビタミンDが欠乏してしまうとセロトニンの分泌量が少なくなり精神バランスの乱れによってうつ病を発症するリスクが高くなります。そのため、シアトルだけに限らず日照時間の少ない国や地域の人々は、サプリメントなどによって意識的にビタミンDを摂取する必要があります。 私も最初は意識的にサプリメントを摂取していましたが、現在ではビタミンDだけでなく自身の必要な栄養素に応じてカスタマイズしてサプリメントを摂取するようになっています。その理由として、日本と比較するとアメリカはサプリメントの種類が圧倒的に多く、パッケージもまるで化粧品のような可愛らしい親しみのあるものが多いので手にとりやすいことが挙げられます。[画像左上]私が日常的に摂取している女性向けのサプリメント。グミ状になっているので、美味しく摂取しやすい。[画像右上]サプリメントのマーケティング広告[画像左下]睡眠用のサプリメント。健康状態だけでなくシーン別のサプリメントが多くある。 3池田唯花 ワシントン大学サプリメントにおける意識
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