人々の反応ところでオーストリアのお隣、ドイツでは2023年8月16日に娯楽目的の大麻を合法化しました。このドイツの政治的決定を受けて、オーストリアでも大麻に関する議論が起こりました。そして市場・世論調査機関Marketagentが行ったアンケート調査では、オーストリアの14歳から75歳までの1000人のうち、大麻の合法化に48.1%が賛成、51.9%が反対との結果が出ました。一方で、他のドラッグであるコカインやアンフェタミンは10人中9人が自由化を拒絶しています。加えて、大 医療用大麻先述したようにオーストリアでは、「医療」目的のための大麻は合法とされています。この合法化の背景には、1971年に大麻が非犯罪化され、所持する量の制限は20グラムに設定されていたものの、2008年に同法は撤廃され、代わりに医療目的の 最後に日本では、THCは違法とされている一方でCBDは条件的な使用は合法とされています。また2023年11月には日本の若者間でHHCH物質を含む「大麻グミ」の流行が問題となり指定薬物として規制されましたが、巷には「CBDグミ」というものも[写真] 街中の大麻ショップ麻の潜在的危険性は明らかに他の嗜好品より低く認識されており、ニコチンやアルコールの方がより危険だと考えられています。有害と認識している順番として、コカイン(85%)、ニコチン(73%)、アルコール(54%)、大麻(34%)、砂糖(28%)、脂肪及びグルタミン酸(20%程度)という結果が出ています。また調査によると、40%が大麻を薬用植物として連想し、12%が嗜好品として見ているそうです。また残りの48%は、非合法の中毒品として位置付けているそうです。大麻のみが合法化されるというプロセスがありました。そして医療用大麻は嗜好品としては禁じられているTHCを含んでおり、吐き気や嘔吐の治療に用いられています。あるそうです。リラックス効果やストレス軽減を目的に利用する人もいるみたいですが、実際のところどうなんでしょうか…12
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