未来へ脳の働きは人それぞれ異なり、これが正しいということはないということを理解することが重要です。しかし、社会で困難を抱えている人々に適切な援助を与えることが重要です。また、何が普通で何が普通ではないのかを自分自身に問う良い機会でもあります。発達障害の人を個性ではなく「障害」と呼ぶべきかどうかについては、依然として物議を醸す議論が続いています。ですが、障害という診断がついたほうが周的にも求められることが多く、”女らしさ”を強いられる場面が多いため男性に比べて診断されにくいです。特に女の子は男の子とは異なる症状を示すため、周りが気付かず診断に至ることがあまりありません。ADHDの特性を持っていたとしても、女子生徒は衝動性よりも不注意の症状が強いことが多く、授業に支障をきたさない子が多いため、先生達は本人が不注意で苦しんでいても気づくことが難しいです。また、心理診断の項目の多くは、男性の行動や症状に基づいて作られていることが多いため、発達障害の症状がある女性には当てはまらない場合もあります。りの理解が深まったり、自分を責めるのではなく受け入れられるようになったという人もいるため難しいところなのではないのかと思います。社会では障害に対して多くの偏見や誤解があるため、意識を高め歩みよることが大切なのではないかと思います。4
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