THE NEWZ Vol.15 日本語
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出産サポートのプロ、ドューラ(Doula)とは?(ドューラ(Doula)とは?)https://www.dona.org/what-is-a-doula-2/つまり、お母さま方が健康的で満足できる出産経験をすること手助けするために、身体的、感情的、情報的サポートを出産前、出産中、そして出産後間もない時期に提供する訓練されたプロの方々。しかし、ドューラは医療従事者や特定の国家資格を持つ専門家ではなく、妊娠・出産・育児を経験するお母さんとその家族をサポートす(出生率推移グラフ)https://graphtochart.com/chart.php?cid=31gmqi04348r1335lce1a83uy621819d#license12私の住んでいる、カナダBC州では、出産・入院にかかるほぼ全ての費用(診察・血液検査・超音波検診費など)が無料です。帝王切開や無痛分娩も無料。カナダでは、帝王切開率や無痛分娩率が日本に比べて高いの特徴です。なんとカナダでは、半数以上の女性が「無痛分娩」を選択しています。産婦人科では、麻酔科医や新生児科医が出産時に院内で待機し、救急医療にも迅速に対応できる体制が整っています。そのため、陣痛の途中で無痛分娩に切り替えることも可能であり、出産が長引いた場合は迅速に帝王切開に移行することもできます。このようなカナダの産婦人科病院では、無痛分娩や帝王切開に対応できる施設が多く存在しています。また、日本に残る「お腹を痛めて我が子を産むべき」という考えドューラ(Doula)という職業があることをご存知でしょうか?ドゥーラ認証機関であるDONA Internationalのウェブサイトをチェックしてみました。“a trained professional who provides continuous physical, emotional and informational support to a mother before, during and shortly after childbirth to help her achieve the healthiest, most satisfying experience possible”. が少ないこともあり、予め無痛分娩を選ぶ人が多い傾向が見受けられます。先にも述べたように、カナダでは無痛分娩も帝王切開も無料という点が影響しているかもしれません。この制度により、選択肢を柔軟に検討し、出産においてより個別化されたアプローチが可能となっています。また、カナダの出産後の入院期間は、通常、出産が順調な場合には比較的短いです。自然分娩の場合、通常は24~48時間以内には退院が可能です。母子の健康状態が良好であれば、早期に自宅に戻ることが一般的です。帝王切開を行った場合、通常は48~72時間程度の入院期間がかかることがあります。手術後の回復や母子の状態を確認しながら、安全に退院できるタイミングが決定されます。る役割を果たしています。特に産前産後の期間において、お母さんに適切なケアや情報提供を行い、時には出産に立ち会い、産後は赤ちゃんのお世話やお母さんのサポート、上の子どものケアや簡単な家事を手助けします。従来の医療や行政のサポートとは異なり、ドューラは主にお母さんの側に立ち、赤ちゃんを中心にした独自のアプローチを提供します。その目的は、お母さんが安心して、愛情をもって、優しく子どもに接することができるように手助けすることです。お母さんと家族のニーズに応じた個別のサポートを提供し、家庭全体の幸福な成長をサポートすることが、ドューラの使命となっています。8

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