(データ分析からの問題解決) 店頭の食品量を細かくモニタリングし、食品の余剰を防ぐ取り組みを行っています。具体的な取り組みには、賞味期限が迫った商品の値引きや、保存基準を満たしながらも売れ残った新鮮な食材を店内で作られる商品に使用することが含まれています。 ちなみに、この写真はHEBのフードバンク(低所得者に テキサスにしかない有名で大きなスーパーマーケット(HEB)では、食品ロスを最小限に抑えることを積極的に取り組んでいます。例えば、 買い物をした後に、同じ食材が冷蔵庫に入ってたことに気づき、食材を余らせてしまうケースもあります。無駄をなくすためにも、事前に冷蔵庫や食品庫にある食材を確認するようにしましょう。買物前のちょっとした時間に、冷蔵庫内を、携帯電話のカメラ機能で撮影しておくのもよいでしょう。 実体験を通じて学んだ教訓を活かし、問題を単に指摘するのではなく、私たち消費者ができることを模索し、実際に行動に移せるようになると、少しずつ変化が見えてくると思います。食料配達)の作業中です。私自身も、フードバンクの活動に何度か参加した経験があります。(動物の餌と堆肥化の取り組み) HEBでは約33百万ポンドの食品廃棄物を、人が食べるのに適さない食品として、地元の牧場に家畜の飼料として送られるか、堆肥化して栄養豊かな土壌に変換されます。この中には、小売りの食品廃棄物(400㎏)やベーカリーやスナック工場の廃棄物(1,000万kg)も含まれます。このような取り組みは日本ではまだ広く知られていないため、日本でも参考にできる点が多いと思います。 お得なまとめ買いをしたものの、使用前に賞味期限が過ぎてしまい、捨ててしまうことが考えられます。ついつい、お得で安いものを買ってしまいがちですが、必要な時に必要な分だけ買ったほうが最終的にはフードロス削減につながります。 このレポートを読んでくださっている方々にも、少しでも健康意識を高めていただければ幸いです。読んでいただき、ありがとうございました。 現在行っている対策 私たちができること
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