経済的壁における日米比較 最後に 不妊治療における取り組みは日米ともに前進しているものの、まだ整った医療体制とは言い難いと思います。特に経済的な部分は国や自治体の取り組みが必要不可欠 2022年4月、日本政府は不妊治療の保険適用化を決定しました。これにより、基本的な治療は保険適用されるものの、高度な治療や特定の医療技術は保険外となることがあるため、自己負担額も発生します。 アメリカでは不妊治療の費用が高額であり、一般的に州別 不妊治療保険適用は保険がこれらをカバーしていないため、患者は自己負担が多いことを覚悟する必要があります。住んでいる州によってサポート内容や負担額が異なり、世帯の年収によっても取り組める不妊治療に差があるので、これらのギャップが深刻な問題になっています。ですが、感情的壁においては男女問わずひとりひとりが不妊治療というものを理解することが、将来的に自分自身の選択肢を広げることに繋がるのではないでしょうか。4
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