オーラルケアの重要性 歯磨きやフロス等を含む、適切なオーラルケアを実践することで、長期的に健康的な歯を維持できる可能性が高まります。歯の健康を守るためには、歯垢(細菌の塊)を取り除くことが欠かせません。歯垢が蓄積すると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。口腔内と全身の健康の繋がり 口腔内は体の他の部分と同じように、多くの細菌が存在していますがほとんどが無害です。ただし、口は消化官や呼吸器の入り口であるため、口腔内の細菌が全身の健康に影響を与える恐れがあります。通常、体の防御機能と適切な口腔ケアによって細菌は制御されています 平均残存歯数の比較 右のグラフは、国ごとの80歳の平均残存歯数を表したグラフです。アメリカの平均残存歯数が17本なのに対し、日本の平均残存歯数は8本で約9本もの差が生まれています。アメリカと日本の歯科検診の受診率 日本:2022年度の日本歯科医師会による歯科医療に関する意識調査の結果によると、職場や自治体が提供する歯科検診を受診した人の割合は13%にとどまり、健康診断や人間ドックの受診率である51%と比べて大幅に低くなっています。更に、歯の治療状況に関しては、32.8%の割合で定期的な歯科検診を受けている人がいる一方で、35.9%の人々は治療も定期検診を受けていないと回答しました。加えて、60%以上の10代および20代の若者は歯の定期健診を受けていない事が明らかになったそうです。 アメリカ:検診の頻度は、個人の口腔内の状態にもよりますが、通常6ヶ月に1度の検診が推奨されています。CDCの2023年のデータによると、過去1年間に歯科 アメリカ人の歯に対するこだわり 笑顔は、感情表現の1つでもあり、コミュニケーションの手段の1つでもあります。アメリカのような笑顔を重要視する文化圏では、笑顔で挨拶することは相手に 皆さんこんにちは。皆さんは日々のオーラルケアをきちんと出来ていますか?オーラルケアを怠ると、歯や歯茎の健康に深刻な影響を与える可能性があります。従って、個人に合った日々のオーラルケアは非常に重要になってきます。今回の記事では、日本とアメリカのオーラルケアについて比較していきます。が、適切なフロスや歯磨き等のオーラルケアを怠ると、細菌が増加し歯周病や虫歯を引き起こす原因になってしまいます。歯周病の危険性 歯周病は、細菌感染によって起こる疾患であり、歯や歯を支える歯茎が破壊される病気です。病状が進行すると、膿が出たり、歯がぐらつくようになったり、最終的には歯を抜かなければならないこともあります。糖尿病や、喫煙をはじめ、歯ぎしり、くいしばり、かみしめや、不規則な食生活等の要因が歯周病を進行させる要因となります。検診またはクリーニングを受けた18歳以上の成人の割合は65.5%、2019年のデータでは過去1年間に受診した2~17歳の子どもの割合は86.9%となっております。加えて、2017年から2020年3月のデータによると、歯を全失した65歳以上の人の割合は13.2%になっております。敬意を示す手段とみなされることが多く、初対面の人に対しても笑顔でコミュニケーションをとることが大切だと考えられているそうです。統計によると、アメリカで7ニューヨーク州立大学オルバニー校アメリカと日本のオーラルケア神澤 萌音
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