アメリカの口腔衛生の進歩 アメリカでは2000年以降、口腔衛生は進歩し、シーラントの使用が拡大することで異なる人種や所得層の子供たちの間での口腔衛生の格差が縮小されました。加えて、アメリカでの歯の喪失はすべての成人層で減少しており、1960年代に50%だった無歯顎の65~74歳の人は、現在ではわずか13%にまで減少しています。また、詰め物や被せ物の質が向上し、インプラントの普及も進んでいます。過去20年間で、歯科インプラントを受ける高齢者の割合 海外のオーラルケアグッズ 海外の歯磨き粉と日本の歯磨き粉では、含まれている成分が違います。実際に私も、お店に並んでいるオーラルケアグッズを見ているとホワイトニングに特化した製品が特に多いと感じます。 アメリカで販売している歯磨き粉には、日本では歯科医院のみで使用できる成分が含まれているものもあります。主な違いとして挙げられるのは、フッ素の濃度とホワイト スーパー等でよく見かけるオーラルケアグッズ コルゲートToothpaste, Cool Mint この歯磨き粉には、多くのミニブレスストリップが含まれており、長時間爽やかな息を保つ効果があります。 まとめ 今回は、オーラルケアの重要性、日本とアメリカの歯科受診率の比較や海外のオーラルケアグッズ等について触れていきました。上記でも述べたように、日本の80歳の平均残存歯数は約8本とかなり少なく、他の国と大幅に差があることや、若者の定期歯科検診を受けている率が低いこの年間歯科医療費は約1300ドル億ドルで、増加し続けています。多くの国民が自身の歯に何千ドルもかける理由に、 Cavity Protection Toothpaste この歯磨き粉には、フッ素が含まれており虫歯予防の効果をもたらします。コルゲートの歯磨き粉はADAに認められており、45年以上もの長い年月にわたって、歯科医師や消費者から信頼されています。上記で述べたアメリカの文化と繋がりがあるのではないかと考えられます。は4倍に増加したそうです。しかし、インプラント治療は高額であるため、ほとんどの成人には手が届かない状況であるというのが現状です。更に、過去20年間でマイクロバイオームへの理解が大幅に進展しているため、口腔疾患の予防と治療のための微生物療法を可能にし、個人のニーズに応じたケアの実現に繋がるのではないかと言われています。ニング成分です。フッ素は虫歯予防に効果的な成分として知られています。日本の歯磨き粉には通常、約1000ppmのフッ素が含まれていますが、海外の製品には1000ppmから1500ppmといった高濃度のフッ素が一般的に含まれています。(平成29年からは、厚生労働省によって1500ppmを上限とする高濃度フッ素を含む薬用歯磨き粉が日本でも承認されたそうです。) Crest 3D Whitestrips Glamorous White これは、自宅で簡単にホワイトニングが出来る製品です。箱の中にシートのようなものが入っており、これを歯に貼ってホワイトニングをします。この製品には歯科医と同じホワイトニング成分が含まれており、15年間の着色汚れを除去し、14日間で8段階歯を白くする効果があります。他にも同じブランドから10日間で12段階歯を白くする製品があります。とが分かりました。歯の健康を維持することは、将来健康的に暮らすためにもとても重要なことです。皆さんも、定期的な歯科検診を心がけ、自身に合ったオーラルケア方法で大切な歯を守っていきましょう。8
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