大腸がんになる原因 生活習慣に関わる大腸がんのリスク要因として、運動不足、野菜や果物の摂取不足、肥満、飲酒などが挙げられています。この20年で大腸がんによる死亡数は1.5倍に拡大していて、生活習慣の欧米化(高脂肪・低繊維食)が関与していると考えられています。 私の仮説(なぜ日本人は大腸 がんの割合は高いのか?) 日本人の先祖は、自然の発酵食品(ぬか漬け、納豆、味噌)や、炭水化物として米や豆、野菜や魚を主食として食べてきました。私たちの体からも食べ物から形成されています。欧米では、炭水化物として小麦、トウモロコシ、イモ、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)、赤肉が主に昔から食べられています。したがって、私たちの腸も進化をする過程で、お米や発酵食品から栄養素を吸収しやすい腸が形成され、遺伝とともに私たちに受け継がれてきました。しかしながら、第二次世界大戦後、マッカーサーにより、欧米の文化が導入され、現在では当たり前のように、輸入品なの小麦メインのパン、パスタ、赤肉を食べる生活習慣になりました。特に輸入品の小麦は農薬の使用量が高く、腸内環境を荒らします。これらの食生活が大腸がんのおおきな原因なのではないかと考えられます。 私たちができること-腸活の 取り組み 腸活のメリット1.ダイエットへの効果ー菌活(腸活)で腸内環境や生活習慣が改善されていくことで、ダイエットをサポートする効果も期待できます。デブ菌と痩せ菌が存在するのですが、善玉菌が多いほど、瘦せ菌が増加し、脂肪燃焼しやすい効果につながります。2.免疫力を支える効果菌活 免疫力を支える効果”腸は最大の免疫器官”と呼ばれているのをご存知でしょうか。免疫の働きを担う細胞やウイルスと戦う抗体などの約70%は、腸内に存在していると考えられています。103.アレルギー反応の減少腸には主に3つの菌がいます。腸内では様々な腸内細菌による腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)が形成されており、これは「腸内フローラ」とも呼ばれています。その腸内細菌は大きく善玉菌、日和見菌、悪玉菌の3種類に分けられます。この腸内細菌のバランスを良くしていくことが、腸内環境を整え、広義の「菌活」・狭義の「腸活」につながるのです。しかし悪玉菌がゼロになることが良いとは言い切れず、多様な菌がバランスをとって存在していることが重要です。今日から始められる腸活 (食べ物編) 自然発酵食品:納豆、漬物、みそ、ヨーグルト その餌になるもの:1.海藻類 わかめ、のり、あおさは鉄分も多く含んているため、一石二鳥2.野菜:キノコ類、玉ねぎ(水溶性食物繊維)3.イモ類(サツマイモ)リンゴ、バナナ(オリゴ糖) これらはプレバイオティクスであり、腸内にいる善玉菌の餌となる成分を摂取するという考えです。〝餌〟とは具体的には野菜類や果物、海藻や豆類、穀物などに多く含まれる食物繊維やオリゴ糖のことです。食物繊維やオリゴ糖は、小腸で吸収されず大腸まで届き、善玉菌の餌となり分解されて短鎖脂肪酸になり、短鎖脂肪酸が腸内を弱酸性に保つことで、善玉菌が活発になるといわれております。 自己体験 私は腸活を初めて3年が立ちます。3年前は、扁桃腺が弱く、1年に3回も溶連菌にかかり、お医者さんには手術をするようにといわれていたのですが、腸活のおかげで現在は体調をくずす頻度も減り、すこぶる元気です。大切なのは、自分の体と向き合い、観察をすることです。体は毎日変化するため、自分の体に耳を傾けることをお勧めします。 少しでも皆様の健康に興味が出る記事を提供がお役に立てたら、幸いです。
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