5 認知症とは西山 七海ウィルダネス アウェアネス スクール(デュヴァル、WA、 アメリカ)日本の認知症ケアを取り入れていることで知られている。PepperやParoのようなロボットは、孤独感や不安感を和らげ、精神的なサポートを提供するために使われている。さらに、センサーや監視システムを備えたスマートホームは、患者ので、近くにいた私は咄嗟に『もちろんです!』と返事をしたのですが、彼らは手に持っていたロボットに話しかけていたのでした。そのロボットに驚きを隠せず、びっくりしていました。そこから、ロボットが認知症予防にどう使われているか、また各国の認知症の方々へのサポートがどのようなものか気になりました。なので今回は、「認知症とは」から、日本の認知症の方々へのサポートの利点、欠点を交えながら、各国で行われていることを書いていこうと思います。被害妄想、暴言、暴力、徘徊などがみられることがあります。前頭側頭型認知症は、すべての症状に占める割合は小さいですが、難治性と指定されている唯一のタイプの認知症です。初期症状は、性格の変化や異常な行動など、物忘れよりも明らかであるため、家族がこの状態に対処するのに苦労することがよくあるそうです。の安全を確保しながら自立性を維持するのに役立っている。2.地域社会への参加: 日本では認知症にやさしい地域社会という考え方が推進されており、地域住民、企業、サービスが認知症患者を理解し支援するための訓練を受けている。これにより、認知症に対する偏見をなくし、認知症の人が地域で受け入れられていると感じられるようになる。こんにちは、シアトルの自然関係の学校で勉強している西山七海です。冬も真っ只中になってきましたね。私は、この冬の静かさと暗さに、色んなことを感じる日々を過ごしています。最近、日本に帰国した際に、あるご高齢の夫婦にお会いしました。紅葉が綺麗な時期だったので散歩されていたのだと思います。その方が、『写真をとってくれる?』と言っていた「認知症」とは、脳のさまざまな病気により脳の神経細胞の機能が徐々に低下し、認知機能(記憶力、判断力など)が低下し、社会生活に支障をきたす病気を指します。日本では高齢化が進み、認知症患者も増加しています。 2012 年の時点で、65 歳以上の約 7 人に 1 人が認知症であり、年齢が上がるにつれて認知症を発症する可能性は増加し、認知症を抱えて暮らす人の数は今後も増加すると予想されています。認知症には多くの種類があり、主なタイプはアルツハイマー病、レビー小体型認知症、血管性認知症、前頭側頭型認知症の 4 つです。主に 4 つのタイプの認知症が認知症患者全体の 90% 以上を占めており、最も一般的な認知症はアルツハイマー病です。認知症というと、全症状の60%以上を占めるため、アルツハイマー病を思い浮かべる人も多いでしょう。アルツハイマー病の特徴としては、患者に女性が多いこと、日本は世界でも、高齢化社会に伴う認知症患者が多い国の一つです。日本が認知症に対してとっている政策はどのようなものか見ていきたいと思います。1.テクノロジーの重視: 日本は認知症ケアにテクノロジー日本とオランダでの認知症に対するケア
元のページ ../index.html#6