ADHD を持つ大人は、注意力や衝動性など、ADHD を持つ子供と同じ根本的な問題を抱えていますが、多くの場合、その現れ方は異なります。落ち着きのなさ、多動、話しすぎ、他人の邪魔をする、などの ADHD の症状は、行動を制限する社会的制約が少ないため、ADHD の子供ではより顕著になることがよくあります。 ADHD を持つ成人はより成熟しており、社会的に条件付けされているため、より自制心を示す可能性がありますが、内面の不安は依然として残り、快感を求める行動、アルコール、薬物、金銭の不正使用、無謀な運転、法令違反、浪費、その他社会的に許されない行為に手を出してしまう可能性もあります。 ADHDとともに生きる人は、アメリカでも年々増加傾向にあります。社会理解やサポート体制をどのように増やしていくかが大きな課題です。日本でも、身近に心の拠り所になるコミュニティなどが増えると、ADHDを抱える人にとってより生きやすい社会になっていくと感じます。 私が住んでいるシアトルには、ADHDの症状を持つ方がサポートを得ることができるコミュニティが存在します。”CHADD ”と呼ばれ、この団体は全米に広がっています。彼らは、ADHD とともに生きるあらゆる年齢の人々とその支援者にサポートとつながりを提供することに尽力しています。この団体のビジョンは集合的な知恵と理解を通じ、ADHD の影響を受けるすべての人にプラスの影響を与えることであり、オンラインで講座発信や、ADHDに対するサポートまで提供しています。ADHDを持つ子どもと大人の症状の違い まとめコミュニティの存在13
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