感染した鳥から人間へ菌が移動する様子は2020年に、ヨーロッパで発生し、初めは野生の鳥の間で広まっていたと言われています。一般的に、野生の鳥の間で広がるインフルエンザは、感染してもあまり症状が酷いものにはならないとされていますが、養殖場などで飼育されている鳥に感染してしまうと、ウイルスは広がり、変異しやすくなるそうです。特に、狭くて不衛生な環境である場合、ウイルスの拡大は急速に早まります。そして、その変異したウイルスを野生の鳥が運ぶことで、より強力で危険なウイルスになっていくそうです。CDCによると、現時点で、ウイルスの人から人への感染は見られておらず、一般の方への感染リスクは非常に低いとされています。ルイジアナ州で確認された、死亡者のケースを含め、ほとんどの感染経路は動物からのものだそうです。また、鳥や家畜の間で人間にとっての危険なウイルスが広がっているわけでもないそうです。しかし、農業をしている人や、ウイルスに感染した鳥や動物と関わる仕事をしている人は感染のリスクが高まるため、気を付けていく事が必要です。 人間が感染した場合、出ている症状だけでは本当に鳥インフルエンザに感染しているかを判断することは難しいとされています。病名を最終的に確定するためには、綿棒を使用し、鼻や喉からサンプルを取って検査をする必要があります。正確な結果を出すためにも、上記で述べたような症状が見られた場合は早めに病院にて検査をする事をお勧めします。H5N1型の現在流行している鳥インフルエンザは、これまでのものよりペースの速い状態で広がっており、感染状況が拡大しています。このウイルスルイジアナ州の保険局は、1月6日、H5N1型鳥インフルエンザで先月入院していた患者が亡くなったと発表しています。アメリカでは、このケースがH5N1型鳥インフルエンザによる初の死者とされています。アメリカでは2024年から66人、2022年から67人がH5N1型鳥インフルエンザに感染した事が確認されています。アメリカ以外の国では、WHOに報告された感染者は950人おり、そのうち約半分の人が亡くなっていると言われています。鳥インフルエンザの状況6
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