THE NEWZ Vol.26 日本語
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5 ニューヨーク州立大学オルバニー校(ニューヨーク・アメリカ)神澤 萌音 医療ビッグデータとは? 皆さんこんにちは、Moneです。現在、様々な分野においてデジタル化が進む中で、ヘルスケアにおいてもデジタル化が進んでいる事をご存じですか?今回の記事では、 医療の現場では、患者さんの診療記録、身体データ、医療機関の運営情報に関わる各種データなど、多岐にわたる新たなデータが日々更新されています。WebMD Igniteのウェブサイトでは、ヘルスケア分野におけるビッグデータとは、上記で述べたデータを含んだ、膨大かつ複雑な情報の事だと紹介されています。こうした情報は、これまでの方法で十分に処理する事は難しいとされており、機械学習や、AI、データサイエンティストによる高度な解析技術が必要不可欠だと考えられています。医療ビッグデータが注目されている背景には、医療情報のデジタル化に加え、治療の質や効果を重要視する価値観が広まっている事にあることが挙げられます。こうした流れの中で、医療の現場では、データを活用してより良い判断を行おうとする取り組みが広がっています。とはいえ、医療データは量が多く、種類もさまざま。さらに変化のスピードも早く、正確性も求められるため、簡単に扱えるものではありません。そのため、医療機関には、こうした複雑なデータを効率よく収集、整理し、実際の現場で活用できるようなテクノロジーの導入が求められています。ヘルスケア業界におけるビッグデータの活用について掘り下げていきます。ヘルスケアとビッグデータの活用

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