ご挨拶

GHCC代表世話人・Communication Coordinators Sector head
株式会社ジャパン・カウンセラーズ代表取締役
後藤礼二郎

世界一の超高齢社会を迎えた日本は、政府が掲げる「健康長寿社会の実現」に向けて、従来の医療の在り方を抜本的に見直さなければならないほどの変革を迫られています。

この変革を促すべく期待される科学やテクノロジー、診断技術・医療技術の著しい進歩、革新的な医薬品の登場が見られる一方で、イノベーションを迅速かつ適切に、多くの国民が享受できるような医療体制や諸制度の変革は遅々としています。なにより国民を中心とするステークホルダーが現況を正確に理解するためのコミュニケーション環境が必ずしも整っていると言い切れません。

加えて、グローバル化やIT技術・インフラの急速な普及に伴って、玉石混交のヘルスケア情報がこれまで以上に氾濫し、患者さんやご家族を含むステークホルダーに混乱を招いている…、そんな現状も否定できないのではと思われます。

この難問に挑む日本の動向は、同じく高齢化が進行している海外諸国が注視しています。また日本が将来にわたって継続的により良い医療環境を創出・維持していくためには、海外のステークホルダーとの連携が一層重要になっていくでしょう。つまりヘルスケア・コミュニケーション・ニーズもまた、グローバル化しているのです。

こうした現状を日に日に強く認識していく過程で、「グローバル・ヘルスケア・コミュニケーションの最適化」…、このキーワードが先に思い浮かびました。続いて、「One-Stopで“最適化ソリューション”を提供する連合事業体」があれば、時代に即した医療の在り方を模索する動きにより貢献できるのでは? という想いに至りました。

GHCCはこの想いを具現化させていくために、長年、弊社と協力してきたヘルスケア・コミュニケーション分野で豊富な実績を持つプロフェッショナルな方々の賛同・参画を得て発足しました。始動したばかりの「プロトタイプ」なグループではありますが、皆様に最適なヘルスケア・コミュニケーション・サポートをご提供していきます。ご期待ください。

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